A.家屋に生息しているシロアリは冬眠や越冬はせずに、年中活動しています。ただし、動きは極端に鈍くなります。
富山に生息するヤマトシロアリは3℃以下になると過半数が仮死状態(一部蘇生可能)になるという報告(青山修三「札幌産ヤマトシロアリの低温環境における行動」ペレストロジー21(1),p27-30(2006)など)があります。
動きが止まる外気温でも、3℃を超える暖かい家屋内では年中活動できるということです。冬の間も屋内で活動するシロアリは、被害もゆっくりですが進行させています。
そこで、冬の寒い時期にでもシロアリを発見した場合は、やはり駆除工事をおこないます。
シロアリ駆除工事で散布した薬剤は、活動しているシロアリにどんどん接触していき、死滅させていくシロアリ処理方法「土壌表面皮膜形成処理」ので、シロアリの活動が活発なほど、薬剤はシロアリのコロニー(巣)内部にスピーディーに広まっていきます。
だからといって、冬の間の駆除工事は効果がないわけではありません。
予防効果を兼ねた工事をおこなえば、薬剤の効果は最低でも5年間継続するので、冬に散布した薬剤が、春以降活発になったシロアリにどんどん接触していくことになるので、被害は最小限にとどめることができます。
あんしん白アリ富山ではシロアリを発見した場合は、冬の期間であっても、なるべく早い時期に駆除工事をすることをお勧めいたします。